新型コロナウイルス感染症を巡り、県は25日、厚木市内の宿泊療養施設「パークインホテル厚木」で職員ら4人の感染が新たに判明したと発表した。感染者は計6人になり、県はクラスター(感染者集団)が発生したとしている。県内の宿泊療養施設でのクラスターは初めて。
同施設では23日から、新規療養者の受け入れを停止している。
4人は運営に当たる県職員2人と委託スタッフ2人。この施設では23日までに、看護師と県職員の感染が確認されていた。
このうち、入所者と接する機会があったのは看護師だけで、感染防止対策も講じていたとし、県は「入所者から感染した可能性は極めて低い」と説明。感染経路は不明ながら、同じ執務スペースを共有していた職員間で感染が広まったと考えられるという。今後は換気を十分に講じるため、執務スペースに大型の空気清浄機の配置などを検討する。