Rマドリードで不完全燃焼のアザール 恩師率いるローマ移籍が浮上

Rマドリードでは精彩を欠いたアザール(手前)だったが…(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザール(30)の移籍先にイタリア1部ローマが浮上してきた。

アザールが今夏の退団を希望していると現地で一斉に報じられる中、古巣であるイングランド・プレミアリーグのチェルシーへの復帰が取りざたされている。

しかしここにきて有力候補が動き始めた。スペインの移籍専門メディア「フィチャージェス」は「ローマが欲求不満のアザールへの扉を開くだろう。アザールが以前にロンドンでともに働いたジョゼ・モウリーニョ監督(58)が指揮する新しいプロジェクトにフィットする」と報じた。

アザールはモウリーニョ監督がチェルシー率いていた時代にリーグ優勝を経験するなど強固な師弟関係にある。Rマドリードで度重なるケガに悩まされてきたアザールにとって、再び恩師のもとでプレーすることは復活へ向けて最高の環境と言えるだろう。

Rマドリードは2024年まで契約が残っているアザールを今夏に放出する方針で、5000万ユーロ(約65億円)の移籍金で交渉に応じる構え。ローマ側はすでに獲得資金を準備しており、あとはアザール本人の決断次第となっている。

恩師のもとで再起を図るか、それとも古巣へ戻るのか。大物ストライカーの去就に注目が集まる。

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