新日本プロレスの棚橋弘至(44)が、痛恨の再起失敗からの打開策を明かした。
3日の福岡大会ではジェイ・ホワイト(28)に敗れ、NEVER無差別級王座から陥落。早期復活が望まれていたが、コロナ禍により大会延期が相次いだ。仕切り直しとなった今シリーズ、棚橋の姿は…正直肥えていた。「(試合がなかった)2週間、運動量が落ちてストレスがたまる、食べるの繰り返しで…。10キロくらい太りました。ベルトも失って、緊張の糸が切れてしまった」
団体内は参戦複数選手が新型コロナ陽性判定を受けたのに加え、ウィル・オスプレイ(28)が首の負傷でIWGP世界ヘビー級王座を返上するなど暗い話題が続く。それだけに「こういう時に頼りになってこそエースなんですけど…出遅れてますね。いざ鎌倉じゃないですけど、いざIWGPという状況で迎えるべきだった」と猛省。王座戦線返り咲きよりも、まずは自身のコンディション向上が最優先とした。
もはや毎年恒例の域に達しつつある激太りだが、もちろんこのままでいいわけがない。「期待感もだいぶ下がってるだろうなっていうのは感じてますので。自分に試練を課していきたい。負荷をかけて。日々の緊張感を一層保つために、シングルマッチを連続でやりたい。藤波(辰爾)さんが『飛龍十番勝負』をやってたんですけど、100番勝負とかやりたいです」と解決案を提示。「僕、注目されてないと緊張感続かないんで。監視態勢に置かれないと」と、肥満防止の効果も期待できるという。
25日の後楽園大会では飯伏幸太(39)とのタッグで快勝し、調子が上向きつつあることをアピール。エースは現状打破のきっかけをつかめるか。