有限会社カツモク(新潟県村上市)、破産手続開始が決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社カツモク(新潟県村上市、資本金300万円、太田勝治社長、従業員7名)は5月17日、新潟地裁新発田支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には犬飼善和弁護士(新潟あやめ法律事務所、新発田市)が選任された。負債総額は約5,000万円。

同社は1995年11月の設立。大手ハウスメーカーの建具を始めとした建築部材の加工・塗装を手掛け、ピーク時の2014年7月期には売上高7,400万円を計上していた。

しかし、その後は、主力先からの受注において、従来工法からの変化や低価格な外材利用の拡大などが進むなど受注減による減収が続き、2020年7月期は売上高5,036万円、380万円の赤字になるなど欠損が続いていた。こうした中、資金繰りにも厳しさを増し、事業継続を断念、5月14日に従業員を解雇して、今回の措置となった。

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