ESPNが今シーズンの「大谷ベスト5」を紹介 投打の1位に輝いたシーンは?

レッドソックス戦での逆転弾が1位に(ロイター=USA TODAY Sports)

米スポーツ専門局ESPN(電子版)は25日(日本時間26日)にエンゼルス大谷翔平投手(26)のここまでの活躍を「エンゼルスのスター、大谷翔平の2021シーズン、最高の打撃と最高の投球」と題して動画とともにベスト5を紹介した。

打者としてトップに輝いたのは「ザ・ゲーム・ウイナー・イン・ボストン」。16日(同17日)のレッドソックス戦で4―5の9回二死一塁で守護神バーンズの内角直球を右翼ポール際に叩き込んだ逆転弾。

2位はメジャー初のリアル二刀流で出場した4月4日(同5日)のホワイトソックス戦の初回に放った特大弾の「ザ・451フット・グランドエントランス」。飛距離451フィート(約137・4メートル)はMLB自己最長だ。

3位は「ザ・ハイボール・ホーマー」。17日(同18日)のインディアンス戦の2回一死一、三塁で肩口の高さのボールを右翼席中段に運んだ。地上から4・19フィート(約1・28メートル)の高さだった。

4位は2日(同3日)のマリナーズ戦で初回の死球後に二盗、三盗を決めた「ザ・リベンジ・スチール」。5位は4月12日(同13日)の7回に放った打球速度119マイルの二塁打。「ザ・119マイル・ダブル」だった。

投手としての1位に輝いたのは11日(同12日)のアストロズ戦の7回二死でストローから三振を奪った低めではなく高めのスプリット。「ザ・ハイスプリッター」だった。2位は4日のホワイトソックス戦で3回にイートンに投じた101・1マイル(約162・7キロ)のフォーシームで「ザ・ビッグ・ファストボール」だった。

3位は「ザ・バックドア・スライダー」。1072日ぶりの白星を手にした4月26日(同27日)のレンジャーズ戦で4回にホルトに投じたスライダー。外角のボールゾーンからストライクゾーンへ真横に滑り、見逃すしかなかった。

4位は「ザ・スムース・キャッチ」。5日(同6日)のレイズ戦の3回一死でメドーズの投手返しのライナーをグラブに当てて、弾んだところで捕球した。5位は「ザ・ベースローデッド・スプリッター」。4月20日(同21日)のレンジャーズ戦の初回、一死後に3者連続四球で満塁とするも、連続三振で無失点に切り抜けた。6番カルフーンを空振り三振に仕留めたスプリットはえげつない落差だった。

開幕から2か月足らずで名場面連続の大谷。次は何をするだろうか。打席でもマウンドでも目を離せない。

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