【RIZIN】「下がった評価を取り戻す」朝倉海が再起に強い意気込み

朝倉海

格闘技イベント「RIZIN.28」(6月13日、東京ドーム)の「RⅠZⅠN JAPAN GRAND―PRⅠX 2021バンタム級トーナメント」に臨む朝倉海(27)が再起への意気込みを語った。

26日にオンラインで練習を公開し、スパーリングで順調な調整ぶりを披露。1回戦の相手となる渡部修斗(32)との対戦に向けて「(相手は)組みと寝技が強い。まず相手の得意なポジションに入れさせない。最悪の展開になってもデフェンスの練習もバッチリしてきたんで問題はない」と自信満々だ。

米総合格闘技UFCへの挑戦を表明してきたが、昨年大みそかに堀口恭司(30)に1ラウンドKOで敗れ、同級王座から陥落。そのため当初は、同トーナメント出場にあまり乗り気ではなかったが「昨年大みそかの敗戦で評価は下がった印象がある。それを取り返す」と優勝を至上命令としている。

堀口戦の敗戦を経て「試合の構成や組み立て方を変えた。パンチに偏っていた戦い方から、蹴り、レスリングを使ったりと総合的なスタイルに変わっている」と全体的にレベルアップを図り、臨機応変なスタイルへの進化に手応えを感じている。元王者としてのプライドは脱ぎ捨て「受けて立つ心構えじゃなくてフラットに。同じスタートラインで競争する気持ちでいる。確実に優勝しなきゃいけないなと思っている」と挑戦者の心境であることを強調した。

V奪取で〝失地回復〟を果たし、万全な形で海外へ殴り込みをかける。

© 株式会社東京スポーツ新聞社