日本医師会・中川会長 宣言解除に“成果型”提案も冷めた声続々「あなたに何か言われても…」

日本医師会

日本医師会が26日に定例記者会見を開き、中川俊男会長(69)が政府の緊急事態宣言延長の方針に注文を付けた。

中川氏は会見の冒頭で「私は4月の記者会見で緊急事態宣言の期限を日数ではなく、陽性者の減少や病床ひっ迫の改善が達成されれば解除するという成果型にしてはどうかと提案しました」と、6月20日までと期間で区切るのではなく、感染者数など数値目標を設定して、解除の判断をすべしと改めて訴えた。

日本医師会も宣言の延長には賛成している。中川氏は「多くの国民は度重なる延長に疲れ切っています。これが最後と心得て、政府には具体的な対応策を示していただきたい」と話した。

質疑応答でもこの件について「安易にとは言わないが、感覚的に解除することのないように。専門家の意見をちゃんと聞いてほしい」と強調。具体的には「可能な限り新規感染者数を減らす。(1日)100人以下だと言ってきた」とした。

緊急事態宣言の解除を数値目標で決めるべしというのは分かりやすい。しかし、ネットの反応はよくない。「もうあなたに何か言われても聞く耳は持たないよ」「どの顔で安易に解除してはならないって話してるのか」と散々だ。

中川氏といえば4月のまん延防止等重点措置の最中に政治資金パーティーに出席したことが明らかになり炎上した。さらに昨年8月にはすしデートを楽しんでいたことも判明し、反感を買った。そんな中川氏に「国民は疲れ切っている」と言われたくはないと考える人が多くても仕方がなさそうだ。

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