選ぶ! 走る! 打つ! 小幡&中野の虎新二遊間で得点量産!

中野はバットを折られながらも適時二塁打を放った

阪神の若き新二遊間・小幡竜平内野手(20)とドラ6ルーキー・中野拓夢内野手(24)が26日のロッテ戦(甲子園)で、打と足を絡めた隙のない攻勢を披露。中軸陣が沈黙する中、伏兵の2人が3点のリードをチームにもたらした。

0―0の3回、四球を選んだ先頭打者の小幡は秋山の犠打で二進すると、続く近本の適時二塁打であっという間に生還。なおも相手投手・岩下の暴投で一死三塁とすると次打者・中野も手堅く左犠飛で追加点をマーク。この回たった1安打で抜け目なく2点を奪うことに成功した。

5回も同様のパターンで追加点の奪取に成功。先頭・小幡が二塁への内野安打でまたも出塁すると、秋山の犠打で二進。次打者・近本は浅い中飛に倒れるも、二走の小幡はこの間に三塁まで果敢にタッチアップで進塁。続く中野の右前適時二塁打で悠々と3点目のホームを踏んだ。

この日2つめの打点をマークした中野は「打ったのはフォーク。(先発の)秋山さんがピッチングでも打席でも良い流れを作ってくれているので、その良い流れの中で打つことができました。追加点も欲しかったですし、いいところに落ちてくれてよかったです」とニンマリ。ロッテ守備陣の僅かな隙をつき、2人の新鋭が好機をこじ開けた。

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