ヤクルト・高津監督「もう2点、3点取れたらいい試合」 日本ハムに辛勝も攻撃陣に奮起促す

2勝目をあげた田口

ヤクルトは26日の日本ハム戦(神宮)を4―3で勝利。先発・田口麗斗投手(25)が移籍後本拠地初勝利を挙げた。

田口は初回、先頭の五十幡に安打を許すと4番・渡辺の内野ゴロの間に1点を献上。しかし直後、山田がおよそ1か月ぶりとなる逆転3ランを放ち田口を援護。田口はその後1点を失いながらも、5回2失点でなんとか勝ち投手の権利を守った。

後を受けた2番手・清水が新外国人R・ロドリゲスに来日初アーチを浴び、8回には4番手近藤が1球で負傷降板するアクシデントはありながらもなんとかリードを守った。

田口は今季2勝目も「今日はすごく反省の多い登板になってしまいました」と悔しい表情。高津臣吾監督(52)は「彼らしくないピッチングといえばそうかもしれないけど、こうやって勝ちがついたっていうのは次に向けてまたやる気にもなるでしょうし、また次がんばってほしいなと思う」と左腕にエールを送った。

一方で2回以降、サンタナの適時打1本に終わった打線については「ちょっと2回以降が、ランナーはそこそこ出るんだけども。いつも繰り返しになるんだけども…」と不満顔。ヤクルトはこの日も登板した清水、石山、近藤、マクガフらの登板数がリーグ上位に名を連ねており、「まあ勝ったから良いってのではなくてもう2点、3点取れたらいい試合」と打線の奮起を促した。

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