児童の読書意欲向上 文科相表彰に吉井南小

西本教育長から表彰の伝達を受ける山口校長(右)=佐世保市役所

 優秀な読書活動を実践した学校や団体などに贈る本年度の文部科学大臣表彰に、長崎県佐世保市立吉井南小(山口伸一郎校長、194人)が選ばれ、このほど市役所で伝達式があった。
 同校は読書推進のため、図書室の本の配置や紹介コーナーを工夫。貸出数に応じたビンゴを企画し、書籍のカバーで作ったバッグやしおりをプレゼントするなどして児童の読書意欲を高めた。2019年度の児童1人当たりの読書数が141冊に上ったほか、読み聞かせなどをする地域ボランティア「ゆめのか」との連携なども高く評価された。
 伝達式で市教委の西本眞也教育長から表彰状を受け取った山口校長は、「本が大好きな子どもたちの読書活動が認められてうれしい。教職員、保護者、地域の方々の尽力で受賞につながった」と喜びを語った。

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