【新型コロナ】横浜市のワクチン大規模接種 予約枠を9万2千人分に拡大 ハンマーヘッド、6月6日から毎日運用

1階のCIQホールが大規模接種会場になる複合施設「横浜ハンマーヘッド」=横浜市中区

 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種を巡り、林文子横浜市長は26日の定例会見で、大規模接種会場を横浜・みなとみらい21(MM21)新港地区の複合施設「横浜ハンマーヘッド」に設けると発表した。予約枠を当初想定していた約5万2500人分から約9万2千人分に拡大。6月6日から7月31日まで毎日接種を行い、集団接種や個別接種などと合わせて政府が示した「7月末」までの高齢者接種完了を目指す。

 市によると、会場は横浜ハンマーヘッド(同市中区新港2丁目)1階にある客船ターミナルの施設「CIQホール」。約3千平方メートルに接種用ブースを15カ所設ける予定で、1日当たり約840人の医師、約1700人の看護師の確保を進めるほか、桜木町駅から会場まで、約5分間隔で無料のシャトルバスを運行する。

 ワクチンは原則4週間空けて計2回接種する米モデルナ社製を使用。アクセス集中を避けるため「75歳以上」と「65~74歳」に分けて予約を受け付ける考えで、75歳以上(約4万2千人分)は5月31日から、65~74歳(約5万人分)は6月3日から受け付けを始める。75歳以上は6月6日~同19日に、65歳~74歳は同20日~7月3日に1回目を接種し、7月末までに2回目の接種が完了する見通し。

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