川崎で生理用品無償配布 コロナ困窮者に、市内企業から寄付 男女共同参画センター

無償配布される生理用品

 コロナ禍による困窮などで生理用品を購入できない「生理の貧困」が社会問題化する中、川崎市男女共同参画センター・すくらむ21(同市高津区)は28日から、同センターで生理用ナプキンを無償配布する。「経済的事情などで入手に困っている女性は、ぜひ受け取ってほしい」と呼び掛けている。

 配布する生理用品は、市内の飲食関連企業「スタジオクリップ」と建設コンサルタント会社「日本ミクニヤ」の2社が、同センターに寄付した。両社は社内で募金を実施するなどして生理用品を購入したという。

 配布するのは、昼用と夜用それぞれ1パックと相談窓口のちらしを組み合わせた約200セット。1人につき1セットで、なくなり次第終了する。午前9時~午後5時半、同センター1階受付奥の扉で配布し、土・日曜も受け付ける。本人証明などの提示は不要。問い合わせは、同センター電話044(813)0808。

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