ドジャース ベリンジャーとマキンストリーが今週末に戦列復帰へ

ドジャースは故障者リスト入りしているコディ・ベリンジャーとザック・マキンストリーの2人を日本時間5月28日から始まるジャイアンツ4連戦の期間中に戦列復帰させる方針を固めたようだ。ベリンジャーは左腓骨の亀裂骨折により開幕直後に故障者リスト入り。マキンストリーは右脇腹を痛めて4月下旬に戦列を離れた。両者ともマイナーAAA級でのリハビリ出場を順調にこなしており、デーブ・ロバーツ監督によると、早ければ日本時間5月30日、ジャイアンツ4連戦の3戦目からチームに合流する可能性があるという。

2017年新人王、2019年MVPのベリンジャーはAAA級で4試合に出場して打率.188(16打数3安打)ながら2本塁打を記録。4試合のうち、中堅手として3試合、一塁手として1試合に出場したが、フルイニング出場した試合は1度もない。明日からの2日間はアリゾナの球団施設で実戦形式の打撃練習を行う予定となっており、日本時間5月29日には同じく戦線離脱中のブルスダル・グラテロルとの対戦も予定されている。

ロバーツは「(戦列復帰のタイミングは)コディの状態次第だ」と話しており、アリゾナでの2日間の様子を見て、最終的な判断を下すことになる。なお、ベリンジャー復帰後は、中堅手としてだけでなく、チーム状況に応じて一塁手として起用する方針も明らかにしている。

一方のマキンストリーはAAA級で4試合に出場して打率.333(12打数4安打)、出塁率.467、OPS.967を記録。戦列復帰の準備は整っているように見える。ただし、ロバーツは「マキンストリーにより多くの打席を与えることが最優先」と話しており、急いでメジャーに復帰させてベンチ要員になるよりは、AAA級で実戦経験を積ませたいと考えているようだ。マキンストリーはメジャー2年目の今季、17試合に出場して内外野4ポジションを守りながら打率.296、3本塁打、14打点、OPS.883をマークしている。

気になるのはベリンジャーとマキンストリーの戦列復帰に伴うロースターの入れ替えだ。マット・ベイティ、シェルドン・ノイジー、DJ・ピータースらが降格候補だが、移籍後6試合で打率.176(17打数3安打)にとどまっている筒香嘉智が対象となる可能性もある。筒香にとって、ジャイアンツ4連戦の最初の2試合でどのような働きができるかが大きなポイントとなるかもしれない。

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