アレサ・フランクリン「高き山に登らん」熱唱 ミック・ジャガー心酔 「アメイジング・グレイス」本編映像

5月28日より劇場公開される、”ソウルの女王”アレサ・フランクリンによる幻のコンサート・フィルム「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」から、アレサ・フランクリンが「高き山に登らん」を熱唱するシーンの本編映像が公開された。

公開された本編映像では、コーラス隊をバックに熱唱するアレサの歌声に、徐々に盛り上がっていく教会内を様子が映し出されている。興奮から一人、また一人と立ち上がる観客たちの姿。あっという間に場内は総立ちになり、高揚感が教会に満ちる。

客席の奥でひときわノリノリで手をたたいているのは、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとチャーリー・ワッツ。アルバム「メイン・ストリートのならず者(Exile on Main St.)」の仕上げのためにロサンゼルスに滞在していた2人が、アレサの歌に心酔する様子も切り取られている。

「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」は、1972年1月13日と14日に、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブを収録したもの。アレサが、自らのルーツであるゴスペルを感動的に歌い上げている。この時の音源はライブ・アルバム「AMAZING GRACE」として発売されて大ヒットとなった。ドキュメンタリー映画としてシドニー・ポラック監督によって撮影もされていたが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロできず、未完のまま頓挫。だが、テクノロジーの発展もあり、完成にこぎつけた。

【作品情報】
アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン
2021年5月28日(金)Bunkamuraル・シネマ他全国公開
配給:ギャガ
2018©Amazing Grace Movie LLC

© 合同会社シングルライン