巨人打線まさかの沈黙… 完封負けに原監督「ゲームを100%支配することはできない」

石井コーチと戦況を見守る原監督(右) 

まさかの沈黙だ。巨人の原辰徳監督(62)が0―2で敗れた楽天戦(東京ドーム)後、わずか3安打と貧打に終わった打線に苦言を呈した。

この日は相手先発・滝中の前に7回途中まで3安打無失点と抑え込まれると、その後も酒居―宋―松井と救援陣にも無安打リレーで繋がれ、悔しい完封負け。プロ初勝利をかけて今季初先発した横川が5回2失点、6奪三振と好投するも、援護することはできなかった。

前日の試合後には「お兄ちゃんたちが守るでしょう」と、3年目左腕の初勝利に向けて野手陣の奮起を願った指揮官だったが、終わってみれば期待とは裏腹な結果に…。これには原監督も「(滝中に)いい投球をされたというところでしょうね。まあ、0点ではね。ゲームを支配することは100%できないことだね」と苦笑いを浮かべた。

それでも、時折沈黙する場面はありながらも、28日からのソフトバンク戦(ペイペイ)に向けて「まあまあ切り替えてっていうところでしょうね。もう黙って勝負します」と表情を引き締めた原監督。心機一転、天敵が待つ福岡へ乗り込んでいく。

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