コロナ禍の広島 8日ぶりの実戦は今季6度目の引き分け

床田(右)は西武・若林に一発を浴びた

勝利をたぐり寄せることはできなかった。広島は27日の西武戦(マツダ)に4―4で引き分けた。

チームは19日の巨人戦以来、8日ぶりの実戦で、2年ぶりの交流戦の〝初戦〟だった。新型コロナウイルスの陽性判定を受けたのが9選手。これによって投手は5勝(3敗)とチームの勝ち頭だった九里、野手では菊池涼、鈴木誠、小園、羽月と主力選手が軒並み離脱した。濃厚接触者として先発ローテーションを担っていた森下、高橋昂もチームを離れている。

そんな中で先発した床田は試合再開に「いい状態で入れるようにしています。交流戦で勝ったことがないので勝てるようにしたい」と意気込んでいたが、今季自身最短の3回4失点KO。打線が奮起し、何とか追い付いたが勝ち切れなかった。

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