【新型コロナ】今夏の海水浴場、逗子市と葉山町も開設 断念の鎌倉とは分かれた判断

海水浴場が開設されなかった2020年夏の逗子海岸

 神奈川県逗子市と葉山町は27日、今夏の海水浴場を開設すると発表した。昨夏は新型コロナウイルスの影響で開設を中止し、2年ぶりの海開きとなる。多くの海水浴客が訪れる湘南の海水浴場は藤沢・逗子・葉山は開設、鎌倉は断念と判断が分かれた形になった。混雑が集中する懸念もあり、感染防止対策が重要となる。

 逗子市は、逗子海水浴場の開設を7月2日~9月5日で予定する。ただ、まん延防止等重点措置適用が今月31日以降も延長の場合は7月16日からに遅らせ、状況に応じて期間や海の家の営業時間の短縮、酒類提供の制限などを検討する。

 コロナ対策としては、県のガイドラインに基づき海の家の客間距離確保やマスク飲食などを徹底するほか、キャッシュレス決済など同海水浴場独自の対策を検討中という。

 市は2014年から条例で砂浜での飲酒などを禁止しており、飲酒やバーベキュー、音楽スピーカーや入れ墨露出などの禁止の順守徹底を呼び掛ける。

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