NBC減収減益 子会社合併統合へ 3月期決算

 長崎放送(NBC、長崎市)が27日発表した2021年3月期決算は、売上高が前期比6.5%減の42億9200万円、当期純利益が同67.8%減の5700万円で減収減益だった。
 同社によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレビ、ラジオの広告収入が減少したのが要因。
 同日内定した役員人事は、中尾弘取締役経営戦略室長が常務取締役(経営戦略室長委嘱、管理部門・関係会社・労務担当)に昇任。真島和博報道制作局長が取締役(報道制作局長・ラジオ局長委嘱)に新任。峰利克長崎ケーブルメディア代表取締役社長、椎木恭二元長崎市副市長が取締役に、多田聖一長崎魚市代表取締役社長が監査役に就く。佐藤修、馬場豊子両取締役、川元克明監査役は退任。6月24日の株主総会で正式決定する。
 長崎放送は27日、NBCソシア(イベント企画制作ほか)、プロダクションナップ(映像制作)、ページワンプランニング(イベント企画制作)の100%出資の子会社3社を合併、NBCソシアとして統合、再編すると発表。6月16日の各社株主総会での承認を経て、7月1日に発足する。代表取締役社長は、藤井潤長崎放送常務取締役が就任する予定。

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