全日本選抜レスリング・男子フリー92キロ級 大津V 世界選手権へ

大津拓馬

 レスリングの世界選手権(10月・オスロ)代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権第1日は27日、東京・駒沢体育館で行われ、男子フリースタイル92キロ級は大津拓馬(島原高-山梨学院大)が2019年大会以来2度目の優勝を飾り、代表切符をつかんだ。
 同階級は3人が出場。準決勝は1分28秒のTフォール勝ち、決勝は昨冬の全日本選手権2位の山中良一(名古屋工高教)に1分45秒でTフォール勝ちした。いずれも巧みに相手のバックを取ってローリング。相手に1ポイントも与えない完勝だった。
 県勢はこのほか、女子フリースタイル62キロ級の吉武まひろ(島原高-日体大)が5位に入った。初戦でTフォール勝ちしたが、続く準決勝はポイント6-1から逆転され、順位決定戦も判定で敗れた。
 大会に東京五輪代表は出場していない。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。

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