帰還を記念、相模原で「はやぶさウイーク」 規模を拡大、オンラインも

リレー講演に登場予定のJAXAプロジェクトマネジャーの津田雄一教授

 相模原市は6月5~13日にイベント「はやぶさWEEK」をオンラインなどで開催する。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設がある同市を含む全国の5市2町は6月13日を「はやぶさの日」としている。2010年6月13日に小惑星探査機「はやぶさ」が帰還したことを記念したもので、12年以降、毎年イベントを開催している。

 今年は「はやぶさの日」制定から10年目の節目であることに加え、20年12月に後継機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうの砂を地球に送り届けたことを記念し、規模を拡大した。

 期間中に市のホームページで、はやぶさ2のプロジェクトに携わったJAXAの研究者によるリレー講演を配信。各研究者がりゅうぐうの砂が入ったカプセルの地球帰還までのドラマや秘話を日替わりで語る。6月13日にはプロジェクトマネジャーの津田雄一教授も登場する予定。

 同5日にはJR淵野辺駅北口広場で市内3カ所目の設置となるカプセル帰還記念デザインのマンホールや、考案された「はやぶさ体操」が初披露される。

 イベント情報は5月28日以降、市のホームページの特設ページで随時掲載する。問い合わせは市観光・シティプロモーション課電話042(707)7045。

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