竹島表記問題で韓国の東京五輪ボイコットが現実味「可能なかぎりの最大で強力な対応を行う」と韓国外相断言

竹島表記でいつものように韓国中が沸騰(ロイター)

東京五輪の公式ホームページ(HP)上における竹島(韓国名・独島)の表記問題で、韓国政府が公式声明を発表して今夏に開催される東京五輪をボイコットする可能性が高まってきた。

今回の問題を巡っては韓国の与党「共に民主党」の実力者で次期大統領候補になっている丁世均(※チョン・セギュン)前首相(70)が、日本政府が削除に応じなければ東京五輪をボイコットする方針を表明。同じく次期大統領候補の李洛淵元首相もこの考えに追随する姿勢を示した。

韓国の国民の間でもこの問題への関心が急速に高まっており、大統領府に対して東京五輪のボイコットを求める国民請願が出された。「日本のこのような行為は五輪を利用して独島に対する野心を国際的に露出する宣戦布告も同然だ」と請願人は主張した。

こうした動きを受けて、ついに韓国政府が動いた。28日に鄭義溶(※チョン・ウィヨン)外相が「独島問題に関する日本の誤った行動に対しては、私は決して容認しない」と日本政府を糾弾。「可能なかぎりの最大で強力な対応を行う」と東京五輪のボイコット実行を示唆した。

日本政府は韓国政府からの削除要求に応じる考えはなく、このまま議論が平行線ならば北朝鮮に続いて韓国も東京五輪の参加を辞退することになりそうだ。

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