新型コロナワクチン65歳以上接種 27日現在で1回目実施率41% 上越市 村山市長「順調に進んでいる」

 上越市の村山秀幸市長は28日の記者会見で、27日時点の高齢者(65歳以上)向け新型コロナワクチン接種の状況について報告した。

 それによると、総対象者6万1500人のうち接種希望者は6万300人。接種の1回目終了は2万4743人(実施率41・0%)、2回目終了は395人(同0・66%)。

 接種終了の内訳は個別接種で1回目終了は1万4195人(実施率59・6%、医療機関に配送したワクチン量からの推計値)。集団接種は各会場で計17回行われ、1回目終了は9901人(同31・4%)。

 施設集団接種は高齢者5000人に加え、従事者4000人が同時に接種を受ける。1回目を終えた高齢者は647人(実施率12・9%)、従事者は342人(同8・6%)、2回目を終えた高齢者は395人(同7・9%)、従事者は159人(同4・0%)。

 29、30日には約1万4000人に接種を行う。集団接種は6月6日には対象者の9割が1回目を終え、7月25日には全員の接種が完了する予定。

 16~64歳の市民(約10万1000人対象)への接種は6月中、下旬に接種券を配送し、7月中旬から開始予定。個別・集団接種ともにウェブ上での予約システムを導入する方針としている。

 村山市長は「医療従事者の協力により、接種は順調に進んでいる。ワクチン接種を受けても感染の可能性はある。接種後も引き続き感染予防に努めてほしい」と呼び掛けた。

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