西武・川越誠司外野手(27)が「8番・右翼」で先発出場した、28日の阪神戦(メットライフ)で客席を沸かせた。
阪神先発・青柳の前に4回までわずか1安打に沈んでいた打線だったが、2点ビハインドで迎えた5回に先頭の呉の左前打、スパンジェンバーグの左適時二塁打で1点を返す。
なおも無死二塁、一打同点のチャンスでこの日「特例2021」で代替登録された川越が打席に向かうと、場内では「ラジオ体操第一」が流れ、客席からはどよめきが起こった。
昨季、先輩・山川に打席に向かう際の登場曲を線香「青雲」のCM曲に替えられたことが話題となった川越。今度は同CM曲に加えてラジオ体操も登場曲に〝設定した〟ようだ。
阪神ナインがマウンドに集まっていたために、通常よりも長く曲が流れた。レオ党たちは初めは戸惑いながらも、ラジオ体操を踊り、コロナ禍の暗いムードを払拭させた。
その川越は三振に倒れるも、二死後、1番・若林の適時打で同点に追いついた。