AKB48・峯岸みなみがラストステージ「人としては間違っていなかったのかな」

最後の1期生”峯岸みなみが卒業公演を行った(ⓒAKB48)

AKB48“最後の1期生”峯岸みなみ(28)が28日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。

1期生として2005年12月8日に劇場デビュー。スキャンダルで研究生への降格を経験した時期もあったが、必死に汗を流し、メンバーやファンの信頼を回復。この日も多くの後輩たちが見守るなか、グループ最長15年にわたったAKB人生を終えた。

アンコールで、ドレス姿で卒業スピーチに登場。峯岸は「AKB48に入って15年、いいことばかりではありませんでしたが、どんなときでもこの劇場が私の支えになっていた」と振り返り「学校で嫌なことがあって泣きながら公演をやったこともあるし、たくさんの人から否定をされて、人前に立つのが怖くなったときも、この場所だけは自分が存在していいような気持ちにさせてくれた。劇場では嘘はつけない」と大切な場所に感謝した。

この日で現役メンバーとして立つことは最後になる。「この劇場に立てないと思ったらすごく寂しい。劇場がなくなった自分はどうしたらいいのか不安に思うときもあるけど…。生涯、一生をかけて皆さんに恩返ししたい」と決意した。

最後に「私はとてもアイドルとして立派ではなかったけど、私と一緒に泣いてくれるメンバーやこんなステキな衣装を用意してくれるスタッフ、泣いてくれるファンの人がいて…人としては間違っていなかったのかなと、これから生きる自信になります。AKB48の峯岸みなみを支えてくれてありがとうございました」と笑顔の涙でグループに別れを告げた。

さらに秋元康総合プロデューサーから手紙が送られ、大粒の涙。峯岸は「秋元先生は本当にお父さんみたいな存在。一時期は『ほかのメンバーばかり』『私に興味ないんだ』と本当に反抗期の娘みたいだった。卒業するいま、秋元先生の言葉、存在がいかに大きかったのかを感じています。秋元先生、こんな私を見捨てないで、AKB48を救ってくれて、たくさんの女の子たちの未来を彩ってくれてありがとうございます」と最後の1期生としての思いを込め、感謝を伝えた。

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