西武・高橋光成 今季ワーストタイ4失点で6勝目ならず「阪神打線は打力がある」

佐藤輝(手前)に2被弾するなど大荒れだった西武・高橋光

西武・高橋光成投手(24)が28日阪神戦(メットライフ)で先発登板し6回4失点。同点のままマウンドを譲り、6勝目はならなかった。

今季ここまで無傷の5連勝だった高橋。特にメットライフでは3戦3勝と愛称抜群だったはずが、この日の立ち上がりは見る影もなかった。3回まで2失点ながら、3四球3暴投と大荒れ。オープン戦で一発を浴びていた阪神の怪物ルーキー・佐藤輝には11号ソロを浴びた。

4、5回は立ち直った様子を見せ、味方打線も援護。スパンジェンバーグ、若林の適時打で同点に追いついたが、6回再び怪物ルーキーに襲われた。サンズに勝ち越しソロを浴びると、佐藤輝にこの日2本目となる12号ソロを打たれ4―2と勝ち越された。

その後、西武打線が奮起し、森の6号ソロ、さらに呉の適時二塁打で再び同点に追いつき、負けこそはつかなかったものの、今季ワーストタイの4失点でマウンドを降りた。

降板後、高橋は「今日は調子自体は良くも悪くもなく、という感じでした」と語るも「タイガース打線は実際に対戦してみて、長打力がある打線だな、とあらためて思いました。今日はホームランで失点してしまうケースが多かったですが、淡泊な攻めになってしまったな、と反省しています」とうつむいた。

味方が同点に追いついた直後に二者連続弾を浴びたことについては「もっと慎重に投げるべきでした」と反省しきりだった。

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