巨人「山口俊6月復帰説」が急浮上! タカに13連敗のウラで囁かれ始めた衝撃情報

原監督はどんな反攻の一手を思いめぐらせているのか…(左は実松バッテリーコーチ)

Uターン復帰はあるのか。巨人は28日のソフトバンク戦(ペイペイ)で一発攻勢に沈められ、3―9の惨敗を喫した。これでソフトバンクに対しては公式戦10連敗、オープン戦を含めれば屈辱の13連敗となった。球団は今後を見据えて投手陣の強化を念頭に水面下での調査を継続。ジャイアンツ傘下の3A・サクラメントの山口俊投手(33)を巡る〝マル秘情報〟も浮上し、今後の動向に注目が集まりそうだ。

またもや惨劇が繰り返された。先発した畠は2点のリードを守れず栗原、バレンティン、柳田に3発を浴びて3回5失点KO。2番手の桜井もこの日2発目となるバレンティンの2ランを含む4失点で傷口を広げた。あっさりと主導権を奪い返され、反撃も焼け石に水だった。

2019年の交流戦第3戦から2年連続で4タテを食らった日本シリーズを含め、公式戦の連敗は01。試合後の原辰徳監督(62)は「こういう(大敗の)結果になっているのは、すべて監督である私の責任であるというところです。もうそれ以上はありませんね」と現実を重く受け止めた。

この日の炎上に限ったことではないが、チームがイマイチ波に乗れない一因は投手陣。先発ではエース菅野が故障離脱したのを筆頭に、不調の今村らが二軍落ちし、コマ不足に陥っている。30日の3戦目には戸郷が中4日での先発が見込まれる苦しい台所事情だ。

加えて、リリーフ陣も万全ではなく、球団サイドは交流戦が開幕する以前から「補強ポイントは投手」とし、調査を継続している。そんな中、球界内でささやかれているのが山口の〝Uターン説〟だ。

今季でメジャー2年目を迎えた山口は2月中旬に渡米したが、直後にブルージェイズから自由契約となり、ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。オープン戦では4試合で防御率1・50の好結果を残したものの、開幕前までにメジャー昇格はならず。ここまで4試合で0勝3敗、防御率5・89の成績となっている。

その山口の契約について、複数の球界関係者の話を総合すると「山口がメジャーに昇格せず、このままなら6月からフリーになる」との情報が浮上。本人がメジャーの舞台に踏ん切りをつけて日本復帰を選択肢とした場合、NPB球団は来月から交渉が可能となるというものだ。

現在、なかなか結果に恵まれない山口ではあるが、巨人にとっては打ってつけの戦力かもしれない。巨人在籍最終年の19年にはリーグ最多の15勝をマークし、最高勝率(7割8分9厘)、最多奪三振(188)と合わせて「投手3冠」に輝いた実績もある。さらに、DeNA時代には抑えの経験もあり、連投も可能な〝万能型〟のタフネス右腕でもある。

あくまでも山口本人の意思が大前提となるが、巨人復帰の〝Xデー〟は訪れるのか――。

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