大谷7回途中3失点で2勝目ならず 打線は度重なる拙攻

【エンゼルス1-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム

今季7度目の先発登板に臨んだ大谷翔平(エンゼルス)は、5回までアスレチックス打線を無得点に抑える好投を見せたものの、打線が拙攻続きで援護できず。1対1の同点で迎えた7回裏に連続四球でピンチを招き、マット・チャップマンのレフト前ヒットを左翼ジャスティン・アップトンがファンブルして勝ち越しを許したところで降板した。2番手のスティーブ・シーシェックがショーン・マーフィーにタイムリーを浴びたため、大谷の失点はさらに増え、7回途中3失点。今季初黒星(1勝、防御率2.72)なった。

3回裏にマーク・キャナの頭部付近へ投球し、あわや乱闘という場面もあった大谷だが、この場面を三振ゲッツーに仕留めるなど、走者を出しながらも落ち着いたピッチングを展開。3回裏から5回裏にかけて打者8人を連続でアウトにした。しかし、6回裏にヒットとキャナへの死球で無死1・2塁のピンチを招き、送りバントと犠飛で先制点を献上。味方が同点に追い付いた直後の7回裏は先頭から2者連続で四球を与え、チャップマンには勝ち越し点につながるヒットを許し、最後の最後で踏ん張り切れなかった。

大谷がピッチングに専念してラインナップから外れたため、打線にも迫力がなかった。3回表無死1・2塁のチャンスでは2~4番の3人が凡退し、5回表1・2塁のチャンスではジャレッド・ウォルシュが併殺打。6回表無死1塁でもフアン・ラガレスが併殺打に打ち取られ、大谷を援護できなかった。7回表二死2塁からデービッド・フレッチャーのタイムリーで同点に追い付くのが精一杯。7回裏に2点を勝ち越されると、それ以降は1人も走者を出すことができなかった。

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