あす30日(日)は西から高気圧が移動するため、西日本では穏やかに晴れる見込み。
　一方で関東周辺では上空に寒気が流れ込むため、局地的に天気が急変して雷雨となるおそれがある。

西日本は洗濯日和、関東は空模様の急変に要注意

　29日(土)は西日本を中心に晴れて梅雨の中休みとなった。あす30日(日)も西日本から東海ではよく晴れて洗濯物もよく乾きそうだ。
　ただ、東～北日本の上空には強い寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定になる見込み。
　特に関東では午前中は晴れていても午後はあちらこちらで激しい雷雨や突風・ひょうのおそれがあり、天気の急変に注意が必要だ。

　また、梅雨前線の活動が活発になっている沖縄・奄美では、あす30日(日)の昼過ぎにかけて雨脚が強まるおそれがある。
　東北北部～北海道は低気圧の影響を受けて雨が降りやすい見込み。

西～東日本はカラッとした暑さに

　あす30日(日)の最高気温は、関東から西では27℃前後まで上がる予想。
　九州の内陸や静岡・山梨では30℃以上の真夏日となる予想で日差しが暑く感じられそうだが、空気はカラッとしているため日かげでは比較的凌ぎやすい見込み。
　一方、東北はきょう29日(土)より低く仙台は22℃、秋田は17℃の予想で、東北北部では20℃に届かない見込み。

来週前半は晴天続く、暑さと紫外線に注意

　西日本では来月2日(水)ごろにかけて晴れる見込みで、北日本も1日(火)の前後は日差しに恵まれそうだ。関東から西では30℃近くまで気温が上がる所が多く、熱中症に注意が必要。また、強い紫外線にも気をつけたい。
　3日(木)ごろになると梅雨前線が北上して、広い範囲で雨が降る予想。
　今シーズンは梅雨前線の南北の動きが大きく、雨の時は強く降る傾向があるため、最新情報の確認に努めたい。

（気象予報士・佐藤俊和）