球界最年長44歳の中日・福留が4打数4安打の大暴れ「まさか4本も出るとは思わなかった」

中日・福留孝介

現役最年長の中日・福留孝介外野手(44)が29日の日本ハム戦(札幌)で4打数4安打2打点と大暴れ。チームを7ー4の勝利に導いた。

「3番・DH」で先発出場した福留は初回一死三塁の場面で先制となる左前適時打を放つと4回の第2打席は右前打、6回無死三塁の第3打席では中堅へ適時二塁打、先頭打者で迎えた8回の第4打席も右前打で出塁した。

「まさか4本も出るとは思わなかったけどね。どん欲にいってその中で4本打てたというのは自分自身プラスにしてまたやっていけたらと思います」という福留だが、44歳での4安打は2015年に記録した谷繁(中日)以来2人目。

44歳1か月での猛打賞も谷繁(44歳5か月)に次ぐセ・リーグ2番目の年長記録となる(パ・リーグでは1998年に日本ハム・落合博満が44歳5か月で猛打賞を記録)。

2001年に開業した札幌ドームだが、記念すべき第1号を放ったのは01年6月26日の巨人ー中日戦で右中間スタンドに叩き込んだ福留だった。外野スタンドには札幌ドーム第1号のメモリアルプレートが設置されている。

「すごくなつかしい感じもありますけど。またここでこうやって野球ができているので感謝しています」。衰え知らずの44歳の大活躍で中日はDeNAと並んで交流戦首位に立った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社