虎党・テンダラー 好調要因は矢野監督のマスク?「表情見えへんから楽にプレーできるかも」

「宿敵」巨人を挑発した?テンダラー・白川悟実(左)と浜本広晃

16年ぶりの悲願達成に向けて激闘を続ける阪神に、関西を代表する実力派漫才コンビ・テンダラーの白川悟実(50)と浜本広晃(47)がエールを送った。4月から毎日放送の情報・報道バラエティー「よんチャンTV」(毎週月曜~金曜、午後3時40分~午後7時)の金曜レギュラーとして出演し、番組内でも愛情たっぷりに阪神情報を伝えている。そんな2人が虎の強さの秘密を分析、そして宿敵・巨人を挑発した。

【テンダラー インタビュー(2)】

――3年目の矢野監督に対しては

白川 二軍監督時代からずっと走塁意識を徹底させていたこと、アウトになってもいいから次の塁へ行く、というのが浸透してきたんじゃないですか。どんどん走ってそれでチーム一丸になってます。

――今年も矢野ガッツがよく見られる

浜本 人間ですから嫌な表情になることもあると思うんです。でも、今はマスクしてて選手からしたら見えへんから「そんなイラついてへんやん」って(笑い)。実はマスクの奥は「クソッ、こいつあんなエラーしやがって」ってなってるかもしれん。見えへんから楽にプレーできるかもしれませんね。僕らだって劇場で漫才終わって支配人が嫌な顔してたら「え、アカンかったん…」って思いますもん。

――4月から情報番組「よんチャンTV」の金曜レギュラーを務めている

浜本 専門的なことは専門家に任せて、スタジオの楽しい空気感を視聴者に届けたいですね。

白川 この番組で聞いた情報を必死に覚えようとするおっさんがいるぞって、笑ってもらったらいい。知ったかぶりしたら2秒でバレるんで。

――「お天気コーナー」では気象予報士の横に白川さんが現れ、なぜか先に阪神のプチ情報を伝えている

白川 あそこにユニホーム着て出てきてヤバイやつが入ってきたみたいなね(笑い)。いまだにどうしたらいいか分かっていなくて、急に現れてお天気関係なく阪神の話って(笑い)。

――今後も緩~いスタンスは変わらない

白川 最終的にお天気コーナーをなくしてもらう(笑い)。

浜本 僕もふら~って入って行こうかな。阪神の話が終わって僕が天気をやってもいい(笑い)。お天気コーナーを乗っ取れるように頑張ります。あと「なおやの部屋」という番組内のコーナーに選手に来てほしいですね。

――今年の阪神の優勝は間違いない

白川 日本一も狙えそうやし、すっごい楽しみです。でも、巨人が弱いと張り合いないという声はありますね。

浜本 巨人が弱いうちに勝っとかな、というのではない。余裕がある。もっと巨人に来てくれよって思いますよ。そう言えるくらい阪神が強いってことやん。

――宿敵とのマッチレースが見たい

浜本 ぜいたくかもしれんけど、独走しすぎるより「今日はどやった?」「今、巨人はどや?」みたいな、あの感じって楽しくないですか? 負けて「今日くらいええわ」より「わちゃー、明日どうなんねん」って(笑い)。

白川 球場の途中経過で巨人負けてたらバーッて盛り上がるみたいな。

浜本 あのハラハラ感も好きですねえ。

――ということはもっと巨人、根性出せよと

浜本 まあまあ、もうちょっとね。あんま来すぎても怖いんで(笑い)。接戦も接戦で楽しいですよね。

☆てんだらー

白川悟実(しらかわ・さとみ)1970年11月1日生まれ、大阪市出身、ツッコミ担当。

浜本広晃(はまもと・ひろあき)1974年2月15日生まれ、大阪市出身、ボケ担当。

94年6月にコンビ結成し、第48回上方漫才大賞奨励賞(2013年)、第50回上方漫才大賞大賞を受賞(15年)。フジテレビ「THE MANZAI」の認定漫才師(11年~13年)。関西を中心にテレビ、劇場で活躍し、その実力はビートたけしも絶賛している。

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