密にならないローカルツーリズム 神奈川・茅ケ崎北部の名所案内 パワースポット、大岡越前の菩提寺も

茅ケ崎ローカルツーリズム第2弾

 神奈川県茅ケ崎市は、自然環境に恵まれた市北部の観光スポットを紹介するパンフレット「茅ケ崎ローカルツーリズム第2弾」を作成した。コロナ禍の下、自転車で回り地元を再発見する新たな観光様式としてローカルツーリズムを推進する狙い。

 同市は海のイメージが強いが、パンフレットでは里山が広がり、史跡も多い北部の歴史や自然、体験、食事をテーマに、ちがさき観光親善大使のDJ・ハギーさんと茅ケ崎のまちの魅力をPRする3人組「スマイル茅ケ崎」が、お薦めのルートを紹介している。

 日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に腰掛けて大山を眺めたと伝えられる石がまつられ、同市の代表的パワースポットとされる「腰掛神社」、市民が育てた桜並木など四季折々の花が咲く小出川遊歩道、大岡越前守忠相一族の菩提(ぼだい)寺「浄見寺」などの名所旧跡のほか、周辺のグルメ情報も満載している。

 市は新型コロナウイルス感染拡大を受け、密にならないローカルツーリズムを提案。昨年11月に市南部を取り上げたパンフレットの第1弾を作成。第2弾は千部作成。市観光案内所などで配布。茅ケ崎ローカルツーリズム公式ページからダウンロードできる。

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