【RIZIN】渡部修斗が朝倉海戦へ〝弱気発言〟連発「今まで一度も自信があって臨んだことはない」

オンラインで練習を公開し取材に答える渡部修斗-

格闘技イベント「RIZIN.28」(6月13日、東京ドーム)に臨む渡部修斗(32)が自然体で大物狩りを狙う。

朝倉海(27)とのバンタム級トーナメント1回戦に向け、30日にオンラインで練習を公開。レスリングの動きを披露し「原点に戻るというか、レスリングがベースなので。ベースをしっかりやり直そうと思った」と語った。

トーナメントの中心は誰か十分理解している。この試合のリングアナも、朝倉海と親交の深いタレントの中川翔子(36)が務めるからだ。「最初から分かっている。そのためのトーナメントですし、それは朝倉選手が積み上げた実績でそうなっている。僕は実績もなくて立場も弱いので仕方ない」。そのため「ホームではないアウェー的な感じがするので、ナイーブになる」と認める。

また決戦に向けも「勝つための準備はしているつもりです。けど、今まで一度も自信があって臨んだことがない」と弱気発言を連発。高校時代に取り組んだレスリングでも、すでに3回勝っている対戦相手を前にし「ヤバイよ、どうしよう」となり、後輩から「何を言ってんですか」と突っ込まれたこともあるほど自他ともに認める心配性だ。

つまり不安にかられているのは、試合前の〝ルーティン〟といえる。そのため「活路をみいだすとしたら寝技」とした上で「ひっくり返すというより単純に応援してくれる人の気持ちに応えたい。だから勝ちたい」ときっぱり。大舞台で波乱の立役者となる。

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