巨人・岡本和 “呪い ”断ち切る決勝14号 原監督「ストレスがすべて出たんじゃないか」

対ソフトバンク戦の連敗を止める一撃を放った巨人・岡本和

巨人・原辰徳監督(62)が、4―3で勝利した30日のソフトバンク戦(ペイペイ)後、決勝の14号勝ち越しソロを放った岡本和真内野手(24)の活躍の要因を分析した。

岡本和は同点で迎えた5回、和田の直球を力強く振り抜くと、打球は中堅方向へ。フェンスの上部に当たってグラウンドに跳ね返ったかのように見えたが、リプレー検証の結果「スタンドイン」の判定が下り、貴重な一発となった。

一見して難しい打球だっただけに、岡本和自身も「(入ったとは)思わなくて。分からんくて」と明かしたが「リクエストの結果を待つ間(審判が)『手を回してくれ!』と思ってました」と、その胸中を語った。

宿敵・ソフトバンクを相手にした殊勲打。様々な思いが、主砲の一振りに込められていたのかもしれない。指揮官は「ずいぶんストレスもたまっていただろうし、そういう意味ではそれがすべて出たんじゃないでしょうかね」と、快音の要因を分析。チームの悲願である日本一奪回に向けて、頼みの4番が強敵攻略への一歩を踏み出せた格好だ。

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