粘り切れなかった。広島は30日のロッテ戦(ZOZOマリン)に1―7で敗れて今年の交流戦で初のカード負け越し。先発のネバラスカスが3回途中を3失点と乱調だった。2番手の高橋樹、3番手の大道も点を失うなどピリッとしなかった。
ロッテとの3試合で計28安打22失点。与四死球は3日間で15投手で25だ。佐々岡監督は「リリーフ陣、先発も四球から失点が絡むというのはずっと言っているんだけどね。特にこの3試合は目立った」と手厳しかった。
指揮官はさらに「1試合で8四球は8安打よりも野手(のリズム)が悪くなってしまう。ここは徹底していかないといけない」と話した。コロナ禍で開幕からいた先発ローテーションを守っていた九里、森下、高橋昂の3人を欠いている。
このカードでは矢崎、玉村、ネバラスカスが先発として二軍から昇格した。佐々岡監督は「この状況でファームから上がってきた選手にはチャンスをものにしてほしかったけどね」と話し、3人のここからの巻き返しを期待していた。