那須川天心 尊敬する井上尚弥との対戦「来るかもしれないですね」 亀田興毅氏と本音トーク

那須川天心(左)と井上尚弥

キック界の神童・那須川天心(22)が30日、「ABEMA」にて放送された「会長。亀田興毅~ボクシング3150計画~」に出演。来春に控えるボクシング転向への思いを明かした。

同番組はボクシング元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(34)ボクシングジムの会長となり奮闘する姿を追う特別番組。那須川は2019年に「AbemaTV」企画の特別ボクシングルールで興毅と対戦経験がある。来春にキック引退・ボクシング転向を控えており、会長就任のあいさつに訪れた興毅氏とボクシングトークを繰り広げた。

那須川は現在の体重が55キロ前後で、ボクシングではスーパーバンタム、もしくはフェザー級が主戦場となる可能性が高い。興毅氏からはWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)との将来的な対決を期待され「来るかもしれないですね」と目を輝かせた。「別格だなって見てて分かる。ずば抜けてる」と、井上の圧倒的な強さに敬意を示した。

神童VSモンスターの〝ドリームマッチ〟を浮上させるためには、少しでも井上に近づくべく、着実にステップアップしていく必要があることは百も承知だ。那須川は「世界チャンピオンになるのは自分の中のひとつの目標。いろんなものを巻き込んでいきたい。ボクシング業界も伝統があると思う。それプラス僕が入ることで化学反応が起きれば」と腕をぶし、興毅氏からも「過去にない歴史的な選手になる」と太鼓判を押された。

さらに「こっちのジム来る?」と〝オファー〟を受けた那須川だったが「大阪ですよね。大阪はちょっと遠いですね…」と苦笑。リングに上がると興毅氏を相手にミット打ちを披露し「合格。プロテスト受けるまでもない。今の時点でかなりのレベルやから。仕上がってる」と元世界王者も舌を巻く完成度を誇っていた。

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