駅北デザインミーティング始動 糸魚川市で第1回会議 「まちなか大家族」実現へ 活動実践に重点

 糸魚川市は本年度、大火で被災した駅北地区の新しいまちづくりを継続するため、活動の実践に重きを置いた新たな会議「駅北デザインミーティング」(事務局=市、糸魚川商工会議所)を立ち上げた。昨年度策定した「駅北まちづくり戦略」に基づき公民連携による「リノベーションまちづくり」を推進し、テーマに掲げる「まちなか大家族」の実現を目指す。

 第1回会議が25日、市民会館3階会議室で開かれた。各方面からの委員10人が出席。座長に本間寛道さん(EKIKITA WORKS代表)を選出した。委員の任期は2年。本年度は2回の実施を予定している。

「駅北デザインミーティング」の第1回会議(25日、市民会館3階会議室)

◇子育て支援施設基本計画策定へ

 初回の議事では、駅北まちづくり戦略の推進に向けて協議。懸案事項の「にぎわいの拠点施設」について事務局は、(仮称)子育て支援施設整備基本計画の本年度策定に向けた市民説明等の行程表を示した。柱となる機能として子育て相談(支援センター)、屋内遊戯場、一時預かり保育を挙げた。

◇きっかけの場駅北ラボ設置

 併せて活動実践のきっかけの場、学び・交流の場として、民間の企画・運営による「駅北ラボ」を設置する。企画運営を小林紘大委員(糸魚川家守舎主宰)らが担当する。

 2カ月に1回程度、駅北広場キターレの実会場とオンラインのハイブリッド方式で行う。誰でも参加可能。

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 委員は次の通り。(敬称略)

 ▽松木知子(糸魚川信用組合まちづくり推進室長)、後藤幸洋(糸魚川商工会議所賑わい創出特別委員会委員長)、安田貴志(糸魚川広域商店街にぎわい創出委員長)、小野岬(ひすい農業協同組合営農課)、倉又康(大町区評議員)、富田協(糸魚川青年会議所専務理事)、伊井俊朗(空き家活用ネットワーク糸魚川事務局長)、本間寛道(EKIKITA WORKS代表)=座長、小出薫(BASE968代表取締役)、小林紘大(糸魚川家守舎主宰)

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