尾木直樹氏が“路上飲み”報じるメディアに苦言「一部の若者と持ちつ持たれつのいい関係に見える」

尾木直樹氏

教育評論家の尾木直樹氏(74)が31日、自身のブログで路上飲みを報じるメディアの姿勢に苦言を呈した。

尾木氏は、テレビなどが盛んに報じる若者の路上飲みについて「メディアによる若者バッシングは相変わらず 一部の若者と持ちつ持たれつの『いい関係』に見えて仕方ありません!」と疑問の声を上げた。

路上飲みする若者はメディア側にとって都合の良い存在というわけで「番組は渋谷にカメラ出せば【路上飲み】の予想通りのリアルな映像が撮れるわけですから大変便利、ありがたいのではないでしょうか?」と指摘した。

続けて「東京都のつい先日の15歳~30代の男女1300人への『路上飲み・公園飲み』調査結果では①今年に入って『路上飲み・公園飲み』をしたことが『ある』は、〈7・4%〉。【よくしてる】はわずかに〈3・1%〉。やく8割の人は『経験はないし、今後もやらない』と回答しています。外出も週一程度が〈27・7%〉『外出なし』は25・2%!!」というデータを示し、多くの若者が路上飲みをしているかのような報道姿勢を疑問視。

その上で「情報番組の予定調和的な報道姿勢に もう少し視野広げて 建設的でワクチン接種現場や駅前広場で清掃ボランティアに励む逆に優れた活動する若者の姿も しっかり視聴者に届ける責任もあるように思いますーー 頑張ってね! メディア!!」と訴えた。

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