イタリア1部ACミランの退団が決定的な同国代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(22)の移籍先候補に、スペイン1部バルセロナが急浮上してきた。
ドンナルンマを巡ってはACミランとの契約延長交渉が金銭面で折り合わず退団が濃厚となっており、イタリアのライバルクラブであるユベントスが新天地の有力候補となっている。
そうした中でスペインの名門が争奪戦に参戦しそうだ。同国の移籍専門メディア「フィチャージェス」は「バルセロナの取締役会は6月末にリリースされるドンナルマを網で捕えることを真剣に検討している」と報道。「(代理人の)ミノ・ライオラがバルセロナに連絡を取り、ドンナルンマの契約が議題になった」とすでに水面下で接触があったという。
バルセロナにとってドンナルンマの獲得はメリットが大きい。欧州最高と評価される実力はもちろん、移籍金がかからず契約できることは財政事情が悪化するクラブにとっても手を出しやすい。現在守護神を務めるGKマルクアンドレ・テアシュテーゲン(29)を放出すれば移籍金も得られ、四苦八苦する補強資金も得られる。
同メディアによるとフランス1部パリ・サンジェルマンも獲得に乗り出しており、欧州最強GKを巡って三つ巴の争いになりそうだ。