井上祐貴、萩原利久、木下彩音が、制服姿の高校生と25歳を演じ分ける　「Bittersand」写真公開

6月25日により公開される、井上祐貴、萩原利久、木下彩の若手俳優が共演する映画「Bittersand」から、劇中で制服姿の高校生時代と25歳を演じ分けた3人の写真が公開された。

演じ分けについて井上は、見た目から伝わる暁人のヘアスタイルの変化だけでなく、「高校時代と 25歳とでは声のトーンを少し変えるように意識しました」と声の演技でも年齢を表現したと明かしている。25歳になっても天真爛漫な井葉を演じた萩原は、「いい意味で、井葉はあまり変えないことを意識しました。見た目はかなり変化しているのに、中身はそこまで大きく成長してない。というのが井葉らしいのかなと思いました。変わりすぎないことで学生時代から引きずり続けている暁人に寄り添えるような気がしました」と、キャラクターを深く分析して演じたことを語っている。

7年間も高校時代の友人と会っておらず、”消したい過去”を持つ絵莉子を演じた木下は、「高校生と25歳とでは物事の考え方など大きく変わる時だと思います。まだ私は撮影時19歳でどちらの歳にも近かったので、演じやすかった感じがします」と、自身の年齢と大きく異ならない2つの年齢に困惑することはなかったという。その上で「高校生は自由に自分ペースで生きているように演じ、一方25歳はそのギャップを見せる為に大人な女性の落ち着いた感じをイメージして演じました」と役作りについて語っている。

あわせて公開された予告編では、さえない日々を送っている25歳のサラリーマン・暁人が、高校時代に思いを寄せていた絵莉子と思いがけない再会を果たす様子から映し出される。しかし絵莉子にとって、暁人を含めた高校時代の思い出は、黒板に書かれた男女の相関図によって誹謗中傷の的になった“相関図”事件によって、拒絶すべき“消したい過去”となっていた。当時の事件を“無理やり忘れたふり”をするのではなく“ちゃんと終わらせたい”と考えた暁人は、悪友の井葉(萩原利久)の力を借り、自分と絵莉子のために記憶を塗り替えるようと同窓会に臨むことが描かれている。