新文芸坐が日本映画批評家大賞・特別賞を受賞!「名画座やミニシアターは最後の砦」

株式会社マルハンが運営する映画館「新文芸坐」が、 第30回日本映画批評家大賞の特別賞を受賞。 特別賞は長年にわたり日本映画界に貢献してきた個人や団体に授与される賞。

受賞コメント(新文芸坐マネージャー 関口芳雄)

この度は、 日本映画批評家大賞・特別賞に選出いただき誠にありがとうございます。 3 度目となる緊急事態宣言を受け、 都内のシネコンは軒並み休業となりました。 ミニシアターや名画座は休業要請の対象外であったものの、 新作の延期や動員の減少などにより依然厳しい状況が続いています。 そんな中、 私たちが営業を続けるのは「映画はスクリーンで観るもの」「生きるために映画が必要」という映画ファンのお客様にとって、 名画座やミニシアターは最後の砦であり、 私たちがコロナ禍で果たすべき役割だという考えからです。 感染防止対策を万全にしながら、 お客様一人ひとりの期待に応え、 今後も数少ない名画座の一つとして日本映画界に貢献していきたいと思います。

旧・文芸坐 外観

新文芸坐

(東京都豊島区東池袋1丁目43-5 マルハン池袋ビル3階)

1956年、 東京・池袋駅東口の映画館「人世坐」の姉妹館として「文芸坐」が開館。 当初は松竹洋画系の封切館だったが、 人世坐の閉館後に名画座に転向。 併設していた映画書籍の店も映画ファンの聖地となっていた。 様々な特集上映を行いながら営業を続けるも、 建物の老朽化などを理由に1997年に閉館。 2000年12月12日、 跡地に再建されたマルハン池袋ビル内に「新文芸坐」として再オープン。 低料金2本立て、 多彩なプログラム、 映画監督や俳優によるトークショー、 オールナイト上映など、 唯一無二の名画座として60余年に渡り映画ファンに愛され続けている。 なお、 2000年以降は株式会社マルハンが経営を行っている。

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