巨人・原監督 4番通算100号の岡本和に「もう俺なんか比じゃない」とニヤリ

豪快なスイングで15号ソロを放った巨人・岡本和

後輩へのメッセージは非公開? 巨人・原辰徳監督(62)が1日の西武戦(東京ドーム)後、この日の試合で4番として通算100号&計11球団からの本塁打を達成した岡本和真内野手(24)へ愛情たっぷりのエールを送った。

「4番・三塁」で先発出場した岡本和は、両チーム無得点で迎えた4回、相手先発・松本の低めに投じたスライダーをしっかりとらえると、打球はぐんぐんと伸びて中堅スタンドの左へと着弾。「打ててよかった。また1本、1本しっかり打てるように頑張ります。何よりチームの勝ちにつながる一打、本塁打が打ちたいです」と、メモリアルアーチに喜びをかみしめた。

試合中には、原監督が記念球と思われる白球にボールペンでメッセージを書き入れるシーンも見られたが、当の本人は「えっへっへ。あ、そう? そんなことないよ。そんなね、盗み見しちゃね(笑い)」と笑ってごまかす。その言葉の内容についても「何て書いたかな? 忘れた、忘れた」と頑なに明かさず…どうやら〝2人だけの秘密〟のようだった。

それでも、伝統ある巨人の4番の先輩として、最高の賛辞を贈った。「日々自分を高めるという部分においてのね、挑戦というものを持ち続けているというところに、いいと思いますね」と評価すれば「もう俺なんか比じゃない(笑い)。それははるかに和真の方が素晴らしい4番打者だと思いますよ。王さん、長嶋さんにね、その記録を抜く可能性をうんと持っている人だと思いますよ」と、レジェンドの名前を引き合いに出して秘めたるポテンシャルを絶賛した。

指揮官の期待に応えるためにも、令和の〝若大将〟は今後も巨人の不動の4番打者として、自身のバットで白星を量産していく。

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