2度のオープン延期、運営会社不在を乗り越え、横浜・中区のホテル開業

2度の開業延期を経てオープンした「ファーイーストビレッジホテル横浜」=横浜市中区

 2度の開業延期で1年余り閉鎖されていた横浜中心部の新築ホテルが1日、オープンした。当初は昨春の開業予定だったが、新型コロナウイルスの影響で遅れが生じ、さらに運営会社の経営が行き詰まって計画そのものが白紙に。ホテルは完成後もしばらく利用できない「休眠期間」を経て、初の宿泊客を迎え入れた。

 JR桜木町駅から徒歩5分。ビジネス街と繁華街に囲まれた横浜市中区の一角で、「ファーイーストビレッジホテル横浜」は営業を開始した。14階建てで全277室(1室14~25平方メートル)。運営を担うシンガポール企業にとっては、日本で2店舗目のホテルとなる。

 運営会社の担当者は「厳しい情勢での船出だが、ビジネス客にも観光客にも便利な立地をPRしたい」と意気込む。

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