【東スポ音楽館】昨年、テイチクレコード創立85周年・芸映創立60周年記念アーティストとしてデビューしたのが演歌歌手・青山新(21)だ。2年目にリリースした新曲「霧雨の夜は更ける」(作詞・麻こよみ/作曲・水森英夫)は好調で、7月21日には追撃盤となる「雨上がり盤」の発売も決まった。
――新曲はどんな作品ですか
「日活映画の主題歌を彷彿(ほうふつ)とさせる曲です。歌詞は男の友情を歌ったもので、失恋をした友人を酒場で慰めるという内容です」
――デビュー曲の「仕方ないのさ」も日活映画を彷彿させるような曲調でした
「師匠の水森先生がデビュー前から、石原裕次郎さんや小林旭さんが活躍されていた日活映画のような世界観が合うと判断されて、こういう曲調になっています。先生からは若いのに哀愁があるって言われてるんですが、あんまりピンとこなくて…。それでも、ファンの方の反応を見てると、先生の言う通りなのかなって思ってます」
――7月に追撃の「雨上がり盤」も決まった
「カップリング曲が『石楠花の雨』に代わるんですが、これも渡哲也さんが歌われた『くちなしの花』のような作品で、聴きごたえのある曲に仕上がっています」
――デビューして一番の思い出は
「昨年の11月に先輩の市川由紀乃さんのステージに出させてもらったことです。大阪の新歌舞伎座という大きなステージで、その時は、ちょっとした芝居もさせていただいたのですが、緊張の連続でした。デビュー前は先輩の舞台を見て、『いつかは自分も』と思っていましたが、まだまだ勉強が必要だと痛感させられました」
――デビューして早々にコロナ禍となりました
「お客さんの前で歌う機会が減ったのは寂しかったんですが、配信やラジオ番組のレギュラーだったり、できることは一生懸命やってました。今はブログやインスタグラムなどを毎日、書くようにしているんです。コメントのやりとりをしているとファンの方とつながっている感じがして、元気をもらえたりします」
――ファンの方へメッセージをお願いします
「今年3月に1年ぶりにお客さまの前で歌うことができたんです。ファンの方とお会いすることで、すごくパワーをいただけたし、もっともっと歌いたいと思いました。2年目に突入して、少しずつステップアップができているとは思いますが、まだまだ成長するためにも、みなさんの応援が必要と実感しています。少しでもみなさんが笑顔になっていただけるように歌っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」