森保監督が札幌での「兄弟マッチ」実現に目を潤ませた理由とは?

リモート会見を行った森保監督

日本代表の森保一監督(52)は2日、東京五輪世代のU―24日本代表戦(3日、札幌)に臨む胸中を語り、途中で涙ぐむシーンもあった。

ジャマイカ戦の中止を受けて決まった〝兄弟マッチ〟について、指揮官は「A代表の方がプレッシャーはあると思う」としながらも「負けることは考えていませんし、戦ってほしい。チームで団結して100%でやる。いつも通りのことを伝えたい」と、あくまで真剣勝負にこだわる姿勢を示した。

また、札幌で開催予定だった2018年9月の国際親善試合チリ戦の試合前日に北海道胆振東部地震が発生。中止となったことに言及し「停電が起こり、生活のインフラが止まってしまった環境の中で、我々はホテルの中で何不自由なく過ごさせてもらった。従業員の皆さんも、自分の家のことや家族のことを心配しなければいけない状況だったが、我々をサポートしていただいたのを覚えています」と振り返りながら「恩返しできればと思っていた」と目を潤ませる場面もあった。

対戦相手は一部変更になったものの、9月韓始まるW杯アジア最終予選に向けて4試合を開催できる見込みとなり「最強チームをつくっていく上で良い活動ができればと思っています」と先を見据えていた。

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