【J1】松波監督“初陣”のG大阪がスコアレスドローも降格圏から脱出

J1G大阪は2日、アウェーで湘南に0―0で引き分けた。連勝は2でストップしたものの、勝ち点を14に伸ばし、得失点差で柏と仙台を交わし、16位に浮上。降格圏から脱出した。

これまでは暫定でチームを率いていた松波正信監督(46)は正式な指揮官として迎えた初戦について「ガンバのために…変わりはないです」と心境の変化はなかったようだが、試合については「思うようにボールが運べない中で、勝ち点1を取れてよかったと思います」とコメントした。

この日は湘南に攻め込まれながらもDF陣が奮闘し、失点ゼロ。その一方、課題の攻撃陣はうまく機能しなかった。松波監督は「ボールをスムーズに動かせないところは改善の余地があるかなと思います」とし、修正するポイントについては「ポジショニングとタイミングとか」と歯切れが悪かった。

ようやく降格圏を抜け出し、リーグ後半戦に向けてチーム再構築に取り組むが「まずはコンディションを整えること。ここ数試合やった中で課題も出てきているので、攻守両面でやっていきたいと思う」と巻き返しを誓っていた。

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