巨人・岡本和 執念の逆転2点適時打も慢心せず「4番の座は当たり前ではない」

ガッツポーズを見せた岡本和

4番の座を守り続ける。巨人の岡本和真内野手(24)が2日の西武戦(東京ドーム)に「4番・三塁」で先発出場し、5回に決勝打となる逆転2点適時打を放った。

1点ビハインドの5回二死満塁、西武の2番手・宮川の初球145キロをヒッティング。高く跳ねたボールは三ゴロと思われたが、相手野手がバウンドを見誤った。グラブではじかれたボールは左前へ。2点適時打で試合をひっくり返した。この日の快音で、3戦連続の打点を記録。計48打点でリーグ打点王争いを独走している。

試合後、岡本和は「何とかね、どんな形でもいいので、失策でもなんでもチームが点が入ればいいですし、当たりは良くなかったですけどね。いい所に転がってくれたなと思います」と喜びのコメント。

偶然にも、初めて4番の座に座った試合は3年前のこの日に行われた試合だった。「あの時は4番を打つとも思ってもなかったですし、試合に出ることでいっぱいいっぱいだったんで。やっぱりこれからも継続して打てるようにして行きたいと思います」と、当時を振り返りながら心境を吐露。

それでも、決してその立ち位置は約束されたものだとは思っていない。「まあ当たり前だと全く思ってなくて。しっかりね、競争のね、勝負の世界だと思うので、その辺は結果をしっかり出せるように頑張りたいなと思います」。

成長を続ける若き主砲は、日々の活躍に慢心せず、これからも4番の座を守り続ける。

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