【新日本】内藤がSANADAとのタッグ本格始動を示唆「本気で考えた方がいいのかな」

石井の背中にドロップキックを放つ内藤(上)

新日本プロレス2日の後楽園大会で、内藤哲也(38)がSANADA(33)とのコンビでタッグ戦線に出撃することを示唆した。

内藤はこの日のメインで、SANADA、BUSHI(38)とのトリオでNEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀(41)、石井智宏(45)、YOSHI―HASHI(38)組に挑戦した。石井のブレーンバスターをカウンターのDDTで切り返すなどチームを牽引。卓越したチームワークで王者組を追い詰めたが、最後はBUSHIがYOSHI―HASHIの変型バタフライロックでギブアップを喫してしまった。

ベルト取りに失敗した内藤は「久々にシングルマッチではないタイトルマッチをやってみて、なんか楽しかったな。こういうタッグマッチは我々LIJ、得意にしていたので、その6人タッグマッチで負けたことはすげえ悔しいなあ」と吐露。「またタイミングを見て挑戦したい」と、再挑戦も視野に入れた。

敗れはしたものの、先シリーズから今回のタイトルマッチに至るまで大いに刺激を受けたという内藤は「シングルマッチだけがプロレスの楽しみじゃないなあ、と。タッグマッチも楽しみの一つだなあって、改めて痛感させたれたよ。そういう意味では、SANADAとのタッグもありなのかな? 最近、組む機会が多いし」と発言。SANADAとのコンビで、IWGPタッグ王者タイチ(41)、ザック・セイバーJr.(33)が中心に立つタッグ戦線に参入するプランをぶち上げた。

「俺の目指しているもの、来年の東京ドーム大会のメインイベントというものに、変わりはないよ。でもそこまでの道のりとして、タッグ、SANADAとのタッグっていうのもアリなのかな。ちょっと、本気で考えたほうがいいのかなって、そうしたらもっとプロレスを楽しめるのかなって思いましたよ」。内藤がIWGPタッグ戦に出場したのは、高橋裕二郎(40)と「NO LIMIT」を結成していた2011年5月福岡大会が最後となっている。実に10年ぶりのタッグ戦線出撃はあるのか、目が離せなくなってきた。

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