大麻などの所持容疑で高校生ら摘発 入手先は「SNS」 沖縄県警

 沖縄県警少年課は2日、大麻取締法違反や麻薬および向精神薬取締法違反容疑で、いずれも本島中部在住の県立高校生3人(当時)を含む少年4人を摘発したと発表した。少年課によると、今年1月18日、本島中部の路上で不審な車があり、警ら中の警察官が職務質問した。いずれも18歳で当時2年と3年の男子高校生が乗っていた。車からは大麻リキッド数ミリリットルが発見され、3月17日に大麻取締法違反(共同所持)容疑で通常逮捕されていた。

 今年に入り未成年による薬物事犯摘発人員は暫定値で22人となり、うち高校生は7人となった。

 男子生徒たちは入手先について「SNSで購入した」と話しているという。その後、3年の男子生徒の自宅を捜索すると、LSDの成分が含まれた若干量の紙片も発見。5月10日に男子生徒を麻薬および向精神薬取締法違反容疑(共同所持)で再逮捕し、同居していた交際相手の高校3年の女子生徒(18)も同法違反容疑で逮捕していた。

 生徒らの供述から本島中部の無職少年(18)の関与も浮上し、少年宅を捜索すると、若干量の大麻リキッドが発見され、今月2日に大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された。

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