映画初主演・由紀さおりは“怖い人”?! 撮影スタッフが若手俳優陣の行動にヒヤヒヤ

左から本田剛文、小林、由紀、柳、秦建日子監督

歌手の由紀さおり(74)が2日、映画「ブルーヘブンを君に」(11日公開)の公開直前イベントに出席した。

世界初の青いバラを生み出した主人公の園芸家の女性を演じた由紀は「夢を追い続ける楽しさと難しさを教えてくれた作品。心優しいメルヘンチックな作品に仕上がった」と語った。

同作には、由紀の孫役などで若手俳優らも出演。芸能生活50年超の由紀とあって、撮影前は“怖い人”というウワサも流れ、若手たちは戦々恐々としていたが、実際に現場が始まると全くそんなことはなかった。

撮影は2年前。座長の由紀は、若手陣と気さくに交流していたという。映画関係者は「由紀さんのシリアスなシーンの撮影前にも、若手が手を振りながらフランクに話しかけに行くので、スタッフがヒヤヒヤしていたほど」と明かした。

柳ゆり菜は「(由紀のおかげで)周りの空気がゆったりと動いていて私も穏やかな気持ちになれる。緊張が解けて、甘えられる空気を感じる」と振り返った。

また作品のテーマにちなみ、実現させたい夢についてMCから質問が飛ぶと「BOYS AND MEN」の小林豊は「紅白歌合戦に出場したい。夢をまっすぐ持つことによって、かなえられるという自信はある」と目を輝かせた。

この発言に、これまで姉・安田祥子とのユニットを含めると合計23回もNHK紅白に出場している由紀は「頑張って。やると決めたらそれはできると思うよ」とエールを送った。

意外にも映画初主演の由紀は若手を怖がらせるどころか、リラックスさせ、勇気を与えた。

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