好調・カブスがパドレスに快勝 3連戦を見事にスイープ

【パドレス1-6カブス】@リグリー・フィールド

日本時間6月3日、メジャーリーグでは「ルー・ゲーリッグ・デー」が開催された。直近16試合で13勝3敗と好調のカブスは、1点を先制された直後の4回裏に一塁エリック・ホズマーのタイムリーエラーで同点に追い付き、5回裏にはアンソニー・リゾーの2点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功。7回裏にも3点を追加し、パドレスに6対1で快勝した。ナ・リーグ西部地区で2位につけるパドレスとの3連戦だったが、この3連戦を見事にスイープ。ナ・リーグ中部地区首位の座をしっかりキープしている。

カブス先発のアドバート・アルゾライは4回表にキム・ハソンのタイムリーで1点を失ったものの、5回83球を投げて被安打3、奪三振7、与四球1、失点1の好投。2点リードの6回表は2番手のレックス・ブラザーズ、7回表は3番手のブラッド・ウィークと4番手のトミー・ナンスが無失点に抑え、7回裏にハビアー・バイエズの14号2ランなどで3点を追加したあとの2イニングは、5番手のダン・ウィンクラーがパドレスの反撃を無得点に封じた。

今季開幕前には「チーム状況次第ではシーズン途中でクリス・ブライアントら主力選手をトレードで放出する可能性もある」とみられていたカブスだが、ここまで32勝23敗の貯金9で地区首位の座をキープ。7月末までこの状況が続いていれば、今季終了後にFAとなるブライアント、バイエズ、リゾーらを放出せず、逆にトレード市場で買い手に回ることが予想される。カブスの今後2ヶ月の戦い、そしてジェッド・ホイヤー編成本部長の決断に注目したい。

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